M&A月報No.110 「タクシン発言と新空港仮オープン」

60周年のお祝いの折に、国王の歩行が思わしくなかったと報告したが、
やはり椎間板が変形しており、それにより神経が圧迫され、右足が
動かし難い状況が続いていたと発表された。


さらに王宮で運動中に転倒され、肋骨を負傷され、手術を受ける事に
なったとも発表された。
早期ご回復を念じたい。

タクシン首相が、現在の政治の混乱は、憲法の枠外のカリスマ性のある
御仁が政治介入している為だとの発言をした事がまた物議を醸している。
この御仁に該当するのは、国王か国王に最も近い所に位置するプレム
枢機卿を指しており、これは不敬罪に該当するとの議論である。
無用な発言はこの時期謹んで貰いたいものである。

国王が10月15日の出直し総選挙にGOサインを出された。
一方、民主党が出していた、選挙管理委員会の3委員に対する訴訟に
付いては、有罪の判決が出た。これを受け、タクシン首相は、総選挙に
ついての勅令が発効する8月24日までには、新たな選挙管理委員会を
発足させ、選挙は予定通り行われるとコメントした。

暫定内閣では、多くの公共事業の案件がSTOP状態で、景気の減速が
心配されている。
注文は出ても、支払いがいつになるか不明な為、多くの会社が受注を
辞退している状態となっている。
早く明朗なる総選挙を実施し、正常な状態に戻って欲しいものである。

リバプールを買収しようとして話題に成ったタクシン首相は、7日、
FIFAに招待された為、ドイツにサッカー観戦のため赴くと公表した。
官費で行く事が無い事を念じていた所、さすがに気が引けたのか、
ドイツが敗れた事を理由に中止した。
結構な決定である。

景気の先行きに不安を述べる人々が増えて来ているが、今般、BOIが
発表した数字を見ると、今年の投資総額目標8,000億バーツに対し、
上半期実績は1,830億バーツに留まり、通年も目標の半分4,000億
バーツに変更した。
注意を要する数字の発表と不安を募らせている。

29日、遂に新空港が仮オープンした。
タクシン首相を初め、閣僚、要人約400名が、ドンムアン空港より飛び立ち、
15分の飛行後タッチダウンした。
新空港では、各出店者が大安売りを展開、飲み物、食べ物の振る舞いもあり、
約1万人の人々が押しかけた。

その後、格安切符を発券したローカルの飛行機会社6社の21便が発着し、
初の商業便の新空港使用となった。
大きな混乱も無く、関係者は9月28日の正式オープンに自信を持った様である。
9月1日には、香港、シンガポール間の国際便のテスト飛行も行う予定である。

東北部において、また鳥インフルエンザのウイルスが検出された。
これを受け約30万羽の鳥が処分されたが、現在、鳥インフルエンザの症状で
治療中の人々が80人にも達しているとも報告された。
中々終了宣言が出来ぬこの問題、何とかならぬものかとの思いを強くする。 

以上

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