昨年から個人所得税還付金の払戻方法が変更となり、小切手の代わりにクルンタイ銀行での手続きが必要となりました。

  • クルンタイ口座への入金(クルンタイ銀行口座新規開設の場合は要ワークパーミット)
  • E-Moneyカードへの入金

いずれの場合も窓口でパスポート及び納税者番号の原本を提出します。

 

納税者カードについてはコピーでも対応可能な場合もあるようですが、カード自体を紛失してしまったと言う方も多いかと思います。

私自身は10年前に納税者番号を取得しましたが、当時は10桁だったものがその後13桁となりましたので当初から現在の納税者カードは持っていないことになります。

 

今回還付金の受け取りにあたり税務署に相談したところ、警察署にて紛失届を出しカードの再取得を行うようにアドバイスを受けましたのでその経緯をご紹介できればと思います。

まずは最寄りの警察署で、紛失届を提出する必要があります。

紛失した地域管轄内の警察署に行く必要があります。私はオフィスで紛失をしましたのでルンビニ警察署に行きました。

警察署に着いたら紛失届けを出したい(แจ้งเอกสารหาย)と伝えてください。

そこでご自身のパスポート納税者番号(直近の確定申告書の写しもしくは源泉徴収票を持参されると確実かと思います。)、紛失した場所、日時を伝えます。その内容を基に調書を作成してもらえます。先客がいなかったためこの手続き自体は10分ほどで完了しました。

 

この調書を持って今度は最寄りの税務署に向かいます。

税務署で納税者カード(บัตรประจำตัวผู้เสียภาษีอากร)再取得のお願いをするとLor.Por10.1(ล.ป .10.1)という申請書をもらえます。

 

こちらに必要事項を記載し、パスポート原本とともに提出すると納税者カードとなる黄色いカードが発行されます。こちらも手続き自体は10分ほどで完了しました。

 

その後クルンタイ銀行にて

  • 税務署からの還付金通知レター
  • 納税者カード原本
  • パスポート原本
  • ワークパーミット原本(おそらくなくても大丈夫ですが、念のため。)

を提出すると、還付金が入ったE-Moneyというカードを発行してもらえます。

 

こちらでは窓口の方が手続きに慣れていなかったようで何度もシステムエラーが出ており、苦戦されておりました。通常タイ人の方はPromptPayに登録することで自動的に還付されるため、この手続きを行うのは一部の外国人に限られるようです。1時間強ほど待ちましたので、空いている時間、かつ外国人の利用が多そうな支店を狙っていくことをお勧めいたします。

上記の内容は税務署、銀行の支店、窓口の担当者によって異なってくる場合がございます。

弊社では納税者カードの取得および個人確定申告の代行も行っております。ぜひご相談くださいませ。

 

 

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