オルソケラトロジーとは、特殊なコンタクトレンズを装着することによって角膜の形状を変化させ、近視を矯正する視力矯正治療です。 (個人差有)タイではโอเคเลนส์オーケーレン(ズ)もしくは เลนส์กดตาレン(ズ)ゴッ(ト)ターという名称が一般的です。

私は普段コンタクトレンズもしくは眼鏡を使用して生活しており、ずーっとレーシックを行いたいと考えながらなかなか踏み切れずにいました。今はICLという角膜を削らずに眼の中にレンズを入れる手術方法もあり以前に比べてリスクはさらに下がったようですが、それでもレーザーで数ミリ角膜を切る必要があるため決心がつかず…また、毎年少しづつ近視が進行していることも気になっていました。

そんな中でオルソケラトロジーを知り、外を出歩く必要のない今の時期に試してみることにしました。ネットで検索すると、いろいろな情報が書かれているバンコク郊外のクリニックを見つけました。

お店に伺うと、眼鏡のショールームの左手に診察室が2部屋ありました。

まずは普段利用している眼鏡とコンタクトを渡して、街中にメガネ屋さんで通常行うような視力チェックを行います。軽い乱視があることを伝えられました。

二つ目は青い光がクルクル回る機械で検査をしました。(何の検査かはわかりませんでした。)その後一旦待つように言われてから、目医者さんの問診が始まりました。

目に異常はないものの、瞳孔が少し大きいので夜の光の見え方に影響がある可能性があり(ハロー・グレア現象)、車の運転をするかどうかを聞かれました。ハロー・グレア現象についてはレーシックの後遺症としてよく耳にする症状ですが、オルソケラトロジーは目に合わなかったり問題があった場合には使用を中止すれば元の状態に戻るので、その点は安心です。毎年少しづつ近視が進んでいる事についての相談や、生活習慣などいろいろな疑問に答えていただきました。

次は視野のゆがみと角膜のカーブを図ります。レンズで角膜の形を矯正しますので、視力以外の影響について調べてもらいます。

11:30から検査が始まり、診察が終わったのは12:40でした。オーダーメードで約2か月時間がかかるとのことで、50%のデポジットをお支払いしました。

診察はタイ語と英語でのやりとりで最初は専門用語が分からないのではと心配でしたが、検査値や眼の状態を撮影した画像などを使って丁寧に説明くださいました。こちらのクリニックでは、子供の近視の進行を抑制する目的でレンズを作られる方が多いようです。次回受け取るのが楽しみです。