タイで子育て奮闘記~ムエタイとワイ編



3年前の話になるが、息子が3歳になったら、
やっぱり生まれた時からタイにいるのだから、
そしてタイ流に心身共に強くなってもらいたいという思いから一念発起し、
この3年間、タイの国技であるムエタイを習わせている。

自宅近所のムエタイジムに息子と一緒に入門(?)し、
大人子供用のグローブとバンテージ(拳を守る為に手に巻くもの)を購入、
たとえ大雨でも、激しいカミナリの日でも、週末土日のクラスに通っている。

特に予約は必要なく、行ける時に行けるシステムという
タイらしい自由制となっているが、かなり強い意志を思っていたし(!)、
また息子には早々に親父をしのぐパワーとスピード、体力を
身に付けて欲しかったので、週末土日のクラスはほぼ一緒通い、
汗をダクダク掻いている。

最初は勿論、遊び場と思い、ジム内を走り遊び回る息子であったが、
コーチと生徒のミット打ちやスパーリング、筋トレ、まともに受けたら
大怪我するであろうコーチの強烈大キックや膝蹴りを見ているうちに、
だんだんと真面目にミット打ちからやるようになり、そしてその時間も
少しづつ長くなり、気がつくと、様になった間合いとフットワークで、
かなり力強いパンチやキック、膝蹴り、エルボー等をするようになってきているし、
何よりも基礎が充実してきているように思う。
コーチとのスパーリングもだんだんと出来るようになってきた。

強制力などなく、とにかく子供にその環境に慣れさせ、
練習を見させ、自然に無理なく順応というかムエタイに触れさせながら、
やさしい眼差しとふれあいによる長い目で見た指導で成長を促していくというか、
自信と勇気と強さを身につけさせてくれる、そんなタイならではの環境と、
元ムエタイチャンピオンのタイ人コーチ達に感心と共に感謝する日々であるが、
近い将来、いつの間にか自分よりも強くなっている息子を、
強烈な親バカ的に楽しみにしていると共に、一方において恐怖に
慄いているのである。

また、せっかくだから、”師と両親に礼を示す”という意味を持ち、ムエタイの試合前に、
自己の競争心を高め、戦いの神に無事と勝利を祈る舞踊
「ワイクルー」も身につけてくれたらなぁ(!?)

ワイ(合掌)。
タイにおける教育で素晴らしいと思うのは、タイ人か外国人かに関わらず、
タイに住ませてもらっている上での基本である、挨拶や感謝の気持ちを伝える、
礼を尽くす時のワイの基礎を、分け隔てなくきちんと教え込んでくれることだなぁ、
と思っている(後の習慣化は親次第ではあるが!)

ムエタイを通じて、心身を鍛え、しなやかに強く逞しくなって欲しいと思うが、
”ワイなくして強さあらず”と言っても過言ではないほど、
礼節を重んじた強さと逞しさ、そして人生であって欲しいと思う、そして願う、
親バカコラムである。

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