世界最古の薬局
チットロムにあるゲイソンプラザ内をブラブラしていると
こじんまりと可愛いく、それでいてどこかレトロな雰囲気を漂わせた
気になる店構えのショップを発見。
ふらっと吸い寄せられるように入ったお店の名前は「サンタマリアノヴェッラ」
フレグランスや石鹸、シャンプー等々、いい香りがしそうな商品達が小さな店舗に
ずらっとお上品に並べられていて女性ならみんなグッとくる雰囲気です。
(私がお店に入ったときはラテン系の恰幅のいいおじ様二人だけがお客でしたが)
何気なく手に取った100mlくらいのバスオイルが2300バーツと書いてあって
「うーん、やっぱり雰囲気からして高いと思った」なんてことをぼーっと考えながら
ふと顔を上げると、たった一人しかいない店員さんがびしっとスーツを着こなした
カッコいい欧米人男性だったことに気がついて色んな意味でドキドキしてしまいました。
そんなイケメン店員さん曰く、
このお店の歴史は約800年前イタリア・フィレンツェの修道院での
ハーブをつかった製薬活動に始まったことから、世界最古の薬局といわれており
現在でも製品は全て天然素材の原材料からのみ作られているそうです。
かのナポレオンや当時の王族達もこのお店のコロンを愛用していたらしく
その昔ながらのレシピに基づいて今も製品は作り続けられているとのこと。
値段設定は少々お高いようですが、歴史上の人物と同じブランドを楽しめるだなんて
なんだか優雅でロマンチックですよね。
とりあえずもう少し商品のことを知りたかったのでカタログみたいなものはないか訊ねたところ
紙をくるっと丸めてリボンで結び筒状にした商品リストを手渡されました。
最後までクラッシックで感動です。