‘Tao’ カテゴリーのアーカイブ

自動化ゲート

2013/10/11



バンコクでは雨季も終わりに近づいてきました。
日本だと、まだまだ秋の収穫や紅葉もこれからという頃かと思いますが、
在タイの方には、早くも年末年始が頭の片隅にやって来ているのではないでしょうか。


日本での短期滞在におけるタイ人へのVISAの免除によって、
今まで以上に年末の日本便の空席争奪戦が激化することを見越して
私の周りでは、既に発券も終え年末を待つばかりという人も多いですが、
仕事の都合で日程が確定できない方にとっては悩ましいところかと思います。

無事にチケットが取れても、イミグレーションの長蛇の列など、難関が続くことを
想像すると疲れますが、こういったときの対処にも日本らしさ、タイらしさがあって
根本的な思考の方向性の違いを認識させられます。


タイの場合は、コネがある、金がある、抜け道を知っている、もしくは子供をたてに
優遇してもらう、といった方法で短時間で優先的に通ることができます。


日本の場合は、(裏では優遇されている方もいるのでしょうが表には見えないよう)
皆平等の考えの下、機械化による効率化を図るといったところではないでしょうか。


実際に日本の自動化ゲートを利用している欧米に行くことが多い友人の話では、
ものの2-3秒で通過できてとても便利とのことでしたが、
タイのイミグレーションに慣れてしまった私にとっては、日本の係員の素早さには
何の不満もないので、興味はありつつも未だ登録には至っていません。


加えて、依頼しない限りはパスポートにスタンプが押されないことについても
何事も紙の書類を用意してサイン、コピーをとってサインというタイで暮らす身として
なんだか心細いの一言につきます。


スタンプ数が減って増刷の手間が省けるという話もありますが、
ページを埋めているタイの大きなスタンプの数々に変わりがなければ、さほど・・・


まだ国民IDが無い日本では入国管理局と警察とで情報が共有されているとは
思えないことからも、海外在住者という「やむを得ない事情」による運転免許証の
失効の証明をしなければならない可能性も考えると、やはり様子見といったところです。


とはいっても、一刻をも無駄にできないVIPの方、頻繁に出入国するビジネスマン、
免税店での買い物が旅行の醍醐味という女性、修学旅行や社員旅行といった
団体の方々にとっては、とても便利なシステムではないでしょうか。



レンタサイクル

2013/06/27



気が付けば、会社近くのサトーン通り沿いにレンタサイクル
ステーションができていました。

普段はシーロム通りを利用しているので、サトーン通りを
背後から眺めながら、新しい派手なバス停ができたなー、
としか思っていませんでしたが、足を運ぶと自転車がズラリ。







どうやら、バンコク都庁の自転車プロジェクトが進んで
こちらまでやって来ていたようです。

なんでも、借りたところと違うステーションでの返却でも良い
ということなので、仕事帰りにサトーンで借りて、夕暮れどきの
ルンピニ公園をぐるりと回りサイアムで返却して夕食などという
青春まっしぐらな妄想も、もくもくと膨らんでしまいます。

タブレット端末のようなタッチパネルでカードへの課金もでき
現代的なようでいて、その横ではスタッフが机を置き駐在して
カードを売ったり説明をしてくれたりと、相変わらず和やかな
タイらしさも堪能できるしくみ。

年末の乾季まで存続していたら、妄想を実現したいと思います。




キンヂェー

2012/10/22


ただ今、キンヂェー(菜食)期間の真っ只中!

殺生をせず、体内をも浄化するといったことを目的として、
肉魚類、ミルク、卵をはじめ、野菜や果物でも臭いがきついもの、
味覚を強く刺激するスパイスや調味料を使った料理までも断ち、
さらにはアルコールを摂取せず、白い服を着るといった
つまるところ夜遊びもしない慎ましやかな日々なのです。

元々は中華系の人々の行事ですが、そんなことはあまり気にせず
いつもどおりの食事をとる中華系タイ人もいれば、この機会を利用して
デトックスをしようと個人的にキンヂェーを行うタイ人もいます。

あまり肉への執着がなく、日本でも精進会席料理を食べに行く日は
むしろ楽しみでしょうがないくらいの私ですが、全くもって興味なし。

理由は明確に2つあって、禁食材料を使用していないことを表す
「齋(เจ)」の黄色いマークが美しくなく萎えさせてくれることと、
味覚の寂しさを補うためか油ギトギトな料理が多く、
そもそも何がしたかったのだろうと疑問を抱いてしまうことです。



スーパーでも、スナック菓子コーナーにはためく「齋(เจ)」の旗。
確かに肉類は使ってないけど、それって・・・どうなの?
日本の醤油やヨーロッパのオリーブオイルにも「齋(เจ)」のシール。
ボトルデザインや異国の雰囲気も台無し、心の中の何か大事なものを
奪われてしまったような気分に陥ります。
よって、おのずとマークのない食品に手が伸びるというもの。

郷に入っては郷に従えという言葉と、魂は売れないという気持ちが
葛藤しては後者が勝つ、私には何年経っても慣れない行事です。


パブリックアート

2012/08/27

オープンから少し経ち話題も落ち着いた頃の某日系ホテルですが、
個人的には入居ビルの敷地内に点在する立体作品が気になっています。





日本にあってタイに無い、特に足りないと思っていたもののひとつが
突如、そして、ついに現れたなーという印象です。


良く言えばポップアートとも言えるかもしれないけど、どちらかというと
人の目を惹き簡単に楽しませ、そしてすぐに飽きさせるような
商業広告的要素の強いものはバンコクの街角にも数あるものの、
こういった類の作品はほとんど無いと言って良いほど見かけません。


そして、写真好きのタイ人にも被写体としてはあまり人気がないようです。
アニメばかり見てないでニュースを見なさい、ゲームばかりしてないで
本を読みなさい、と口うるさく言う頑固オヤジの気分になってしまいます。


物ごとを多方面から見ると違った顔を見せることや、それぞれ違う中にも
共通したコンセプトを見出せること等、本質を捉える力やアプローチ方法を
開拓する発想力を育てるには、芸術に触れることが非常に有用です。


学校に行き、他人が確立した知識やテクニックを学ぶことも良いですが、
疑問を持ち、考え、答えを見出していくという自らの内なる思考鍛錬が
もっと重要視されていくと良いのになぁ、と思っています。
特に、無料で街中の誰もが接することができるパブリックアートを通して
底上げされていくことに期待しています。


カオソーイ

2012/06/20

BTSサラデーン駅からM&Aまでの通り、ソイ・コンベントは
街路樹が多く良い環境ながら、上は木々、下は屋台群と
なかなか我らがオフィスQ.Houseのビルが見えません。


店の閉まった夜に歩くと駅までもすぐの距離なのですが、
昼に多くの屋台に目を奪われ、それらの客を避けながら歩くと
目的地を見失った感覚に陥るのも無理はありません。


しかし、それは疑心暗鬼というもので、ほとんどの場合は
「迷わず行けよ 行けばわかるさ」の一言で解決されます。


そんな屋台群の中に、チェンマイ名物カオソーイの屋台があります。
クリーミーなカレーうどんといったような味で日本人には特に人気の
カオソーイですが、バンコクではどこの店でもある定番メニューでは
ないところが、より食べたい気持ちにさせてくれるものです。


目印はパブの前にあるこの表示。




毎日10:30くらいから17:00くらいまで営業しているそうで、
“くらい”というところがタイ、はたまた屋台らしいところです。


就職・転職はしたいけれど、登録はちょっと億劫と思っている方、
ぜひ、ソイ・コンベントへと迷わず足を踏み入れてみてください!


セルフ・レジ

2012/04/24

脱出派、引きこもり派、参戦派と分かれるソンクランですが、
みなさんはどのように過ごされたのでしょうか。

私は一時帰国し、春の、そして旬の日本を堪能して来ました。

ちょうど満開から、ひらひらと花びらが散り葉桜になろうかという
桜の風情と、木々の新緑を同時に味わうことができました。

日本人の意識を取り戻すことと、今の日本を取り入れることを
テーマとして一時帰国するようにしていますが、
日本の自然の美しさと、地の旬のものを使った美味しい食事とで
意識せずとも、自ずとリセットされて行くのが分かります。

しかし、現在の人間が作り出したものには戸惑ってばかりです。
大きなスーツケースと現金、海外用スマートフォンという
ふらりと訪れた外国人観光客と同じ仕様の装備の私には、
不便なんだか、便利なんだか、便利すぎて逆に不便なんだか・・・
なんなんだ、このガラパゴスは!と叫びたくなりました。

そんな中で、良くも悪くも一番驚いたのが「セルフ・レジ」。





スーパーで商品をカゴに入れた後、レジの機械にピットイン!
画面に従って、全て自分でピッ、ピッとバーコードを読み取り
自動販売機かのうようにお支払いをするという優れた機械です。

一台ならまだしも、ずらりと並んだこの機械に向かって
若い奥様方がこれまだずらりと並び1人で黙々とピッ、ピッ・・・
そして極めつけは、奥様のすぐ側で監視用モニターを睨みつつ
機械の取り扱いの指導を行うスタッフが付いていること。

これからのレジ方式とレジ打ちの雇用が気になるところです。

電話ボックス

2012/02/24

日本に比べ気の利いた物が少ないタイですが、
その分、自分で創作できるところが気に入っています。


街角の電話ボックスも、ドアがないのは元々のこと
線が繋がっておらず本来の目的すら果せないほどの
素材そのままの単なるボックスというものも多くあります。


機能は果せずとも日本のようなピンクチラシがなく
犬の昼寝の場として活躍している様子には
逆に心を和ませてくれさえしていることを考えると、
携帯電話を持っているから言えることかもしれませんが、
発展することばかりが幸せではないなぁと思わされます。


スペース=広告(ビジネス)の場 ではない
贅沢なゆとりがあるなぁとも感じます。


しかし、最近ではそんなタイの電話ボックスにも
日本のような世知辛い世の波が押し寄せているようです。























突込みどころ満載の人間味あふれるタイの街角も
心にぴゅーっと風が吹くような風景になっていくのでしょうか。


タイソング昨今

2011/08/04

 
いつの時代も常に変化はあるのだとは思いますが、
私にとって、ここ10年のタイ人の変化には目を見張るものがあります。

きっと太ることのない人種なのだ、と思い込むほどだったところが
最近では脂肪吸引のコマーシャルが流れるまでになり、
どこもかしこも見渡す限り黒髪サラサラのワンレンだったのが、
まさかまさかの茶髪のショートカットの登場。

実は、目に見えるところだけでなく、こそっーと歌も上手くなってます。
たまに出会う妙な音程が楽しく感じられる程までに。

あくまで自論なのですが、声の抑揚までを含んで意味をなすタイ語に
西洋風のメロディーをつけると、波の打ち消しあいが起こるために
奇妙な音律が発生するのだと思われます。

例えば、盛り上がっていくメロディーのところに第五声調(V)を含む語が
歌詞に使われていたときには、いったい上がるのか下がるのか・・・と。

日本でもカラオケ世代のアベレージの高さが話題になる中、
いろんな意味のカラオケが盛んなタイでも、同じく場数を踏むことにより
母国語とポップやロックとの完全なる融合がなされたのでしょう。

日本では同じ問題がはっぴいえんど時代にロックで起き、そして解決の後、
さすがにヒップホップは・・・と言われつつも、今や当たり前の存在に。

とすると、まだまだマイナーなタイ語ヒップホップもこれからでしょうか!?


プラ・ピクト

2011/07/04

開通当初はガラガラだったBTSも最近ではギュウギュウ詰めで、
改札の長蛇の列はもちろん階段を下りるのにも並ばねばならず、
時に車内に監禁、都会のサラリーマン風情を味わわせてくれています。

そんな中での私のお気に入りはお坊さん(プラ)のピクトグラムです。

人材

お坊さん優先席。
いつになく分かりやすい表示ですがBTSに乗る時点で煩悩・・・
ぜひ、歩くかバスに乗っていただきたい。

そんな訳で、とうてい役に立ちそうもないところにもグッときます。

個人的にはスクムビット線のプラの方が好みです。
なぜなら、修行を積んだありがた味がにじみ出たベテラン坊主が連想でき、
一方やたらと黄色いシーロム線のプラは、最近頭をまるめたばかりの
若くてまだまだ煩悩たっぷりないたずら坊主といったイメージなので。

袈裟の色合いだけでこんなにも受けての印象が変わるとは!
私ももう少し身なりに気をつけなければと思います。
みなさんも、一発勝負の面接時の服装には注意ですよ。


サイアム・パラダイス

2011/05/19

ルンピニ・ナイトバザールの移転という扱いで作られたと言われる

サイアム・パラダイス・ナイトバザールに行ってきました。


スクムビットSoi 101の向かい側とあって、BTS沿線で生活している

私にとっては、郊外への小旅行という気分で出かけましたが、

8月のBTS新区間の開業を間近に控え、高層マンションも増えていて

いつの間に!?と、開発ぶりに驚かされました。


肝心のナイトバザールの方はというと・・・

箱はあるけどコンテンツが圧倒的に不足しているといった状況です。


テナントはあまり埋まっておらず、サイアムスクエアにあるような

華やかな内装と品揃えの店も中にはあるものの、

商品のみで、儲かったら内装も少しずつやっていくつもりなのか、

もしくは、全体の活気が出るまで間借りで地元相手の商売をしている

というような店が多く、なんだか少し寂しい雰囲気でした。


区画割りも単純すぎて一目見てすぐに把握ができてしまうので、

なんだこりゃ!?訳が分からない、全くもって意味不明すぎる!と

何かと頭を混乱させてくれるタイのエッセンスが効いていません。


まだまだ日本からの旅行者に案内できる状況ではありませんが、

有名店の出店予定地の空き地が整備されてくる頃には

前のルンピニのような活気が出てくるのではないかと期待しています。