またまた日本の事で恐縮ではあるが、今回のコロナ対応で、日本のデジタル化の遅れが顕著に出て、大きな問題と成り、省庁まで発足した。

それは結構な事と思うが、一方、国会の中継をTVで見て居ると、首相は元より各大臣、居座る議員諸氏も膨大な紙を持って居る様に見え、回答者は略その紙を読む事で議事が進行している様に見える。

何故なのかと愚考してみると、森前首相が今回の発言で辞任に追い込まれた様な事象が気に成る。

即ち、会見を最初より見て居ると、さほどの問題発言とは思えず、ご本人としては、サービスのつもりで、半ば冗談的に発言されたのでは無いかと思う。

然るに、ある部分のみ抜き取り報道すると、それは問題発言に成ってしまう。

タイでの報道を見ると、その部分のみが報道され、辞任は当然との論調に成って居る。

老齢の森氏を見ると、お辞めに成ってはと感じては居たが、今回の発言でお辞めに成る事は無かったと思っている。

マスコミの報道姿勢に大いに問題を感じる

一部を切り取り報道し、辞任に追い込む。これを使命と思って居るのでは無かろうか。

国会も、事前の質問通知は止めるべきと思って居る。

そのっ回答書の作成に追われる官僚の残業時間、経費が多いに気に成る。

その代わり、即返答できなくとも後刻返答で良しとし、問題発言も後刻訂正されれば良しとする様な自由な国会となればもっと面白い論戦が聞けるのでは無いかと思う。

全く問題発言をしない様に、官僚の書く、模範解答書を一字一句間違わぬ様に読む事、これでは全く面白みが無い。

自由な本音の論争が聞けない。

これは不幸な事である。

国会の委員会には、紙の持ち込みを禁止ししてみては如何であろうか。

日本で最もデジタル化が遅れて居るのは、国会と各省庁では無かろうか。

企業ではSTAY HOMEの導入が進み、COPY器作成会社が嘆くほどPAPER LESSが進んで居る。

民にデジタル化を叫ぶ前に、まずは範を示して貰いたいものである。