M&A月報 No.231「新憲法草案に関する国民投票


何かと話題の多いい東京都知事選挙、結果や如何にと、夜8時のNHK ニュースを見ると、

今投票が締めくくられた所なのに、早くも小池氏当確の発表、一体どうなっているのかと

驚かされる。

 

NHKの出口調査とは、かくも正確で権威のあるものなのであろうか、疑問を感じた。

選挙管理委員会よりはクレームがつかぬのであろうか、不思議な日本である。

 

各国の元首を含め、最近は女性の勝利者が多いと感じている。

これも時代の流れであろうか。

この分だと、米国大統領も女性であろうか。

 

当地で最大の英字新聞BANGKOK POSTが70周年記念を迎え、

その歩みを振り返る特集版を発行した。

昔の街の風景等興味を持って眺めているが、この70年間で最大の出来事が、

1992年、軍のトップ、スチンダ将軍が首相となり、それに意を唱えるバンコック知事、

チャムロン氏が激突、スチンダ首相は鎮圧に軍隊を導入、この軍隊がデモ隊に発砲、

数百人の市民が犠牲となる惨事となり、これに現国王が激怒、二人を呼びつけ、

二人の任を即座に解き、新たに平民二人に国の再建を命じられた出来事が、

最大に取り扱われている。

 

これは“タイの5月の流血事件”と呼ばれているが、その4月に筆者はタイ赴任を命じられたが、

この騒動で東京に足止め、赴任できたのが6月であったが、70年間の間で、

最大の出来事があった時に巡り合って居た事を不思議な因縁と感じている。

次に、この国に大きな影響を与えたのが、タクシン氏、決着は未だ付いていない。

 

新憲法に国民がどういう決定を下すか注目して見て行きたい。

結果は、下馬評の通り、投票率61%、賛成62%、反対38%で承認された。

報道を見ていると、現在の集会を禁止している法案により、タクシン派の寄り合いが

かなり潰された事、また投票当日は、特に地方において高齢者や歩行困難な老人等を

軍人が投票所に連れて行く等の事により、かなり賛成票が増えた可能性を感じている。

 

早速、特に欧米の大使より、非民主的な憲法であるといちゃもんが付けられたが、

プラユット首相は、内政干渉と一蹴した。

今回は日本は新幹線他の鉄道の案件がある為か、米国に同調しての発言は無かった。

 

現政府の高官が、セミナーで、新憲法の法案は95%の人々は読んでいないであろう、

賛成票を投じたのは、プラユット首相信任という事であろうと述べた。

 

高学歴のタイ人のエリート諸氏に、この草案を読んだか聞いてみたが、

驚く事に、YESと答えた人は皆無であった。

理由としては、大変難解な文章で、一部の弁護士しか理解出来ぬ文面であるとの事であったが、

この様な内容で国民投票をし、可決させるタイの文化に今更ながら驚いている。

 

これにより、来年中に総選挙が行われ、何らかの連立政権が誕生、

但し、首相には民間人だがプラユット氏が就任する可能性が大となった。

 

これから六年間、軍部主体の政治が続き、低成長が続くことを覚悟した方が良いと考えている。

但し、国民が望んだ様に、安定した、静かな、平和な六年間かもしれない。

 

シリキット王妃のお誕生日が8月12日で、84歳に成られたご祝賀を各メディアは写真等を掲載し、

ご長命をお祈りしたが、大変残念な事に、目下お病気の療養中の様で、お姿を拝見する事は出来なかった。

 

王妃様のお誕生日を含む三連休で爆発騒ぎが勃発した。

南部の王様の保養地ホアヒンやプーケット他の観光地、六ケ所で九件の爆発、火災が発生し、

死者も四名と報道された。

 

当局は、今回の国民投票の結果に不満を持つ連中の仕業と分析し、

関係者の逮捕に全力を尽くすと発表したが、その後の調査では、タイの南部で独立を叫ぶ

イスラム系の仕業かとの疑念も浮上した。

 

これ等は花壇の様な所に爆弾を仕掛け、携帯電話で爆発させる仕掛けのものであった。

その携帯電話が、マレーシアで購入された可能性が大で、プラユット首相は、

マレーシア政府の協力を要請している。

 

リオのオリンピックが大きな騒動も無く無事終了した。

関係者はほっとした事と思う。ご同慶の至りである。

日本は、期待以上の41個のメダルを獲得し、東京オリンピックに弾みが付いたと思う。

タイは期待外れで、6個(金、銀、銅各2個)の29位、獲得したのは、重量挙げ、

テコンドーでボクシングがゼロで終わった事に国民はがっかりしている。

 

イタリアでも揺れたが、隣国ミヤンマーでも地震があった。

死者三名との報道で、多くのパゴダは損傷したが、国際的なニュースにはならなかった。

バンコクの高層ビルでは揺れを感じ、人々が避難した事も報道されている。

これも異常気象であろうか。

 

都知事とは、そんなに、利権が絡むのであろうか。

予てより、自身が所属する党よりも、数々の収賄の疑惑で、訴えを起こされていた、

バンコクのスクムパン知事に、プラユット首相が44条の強権を発動し、知事職より解任した。

暫定的には、副知事が業務を遂行する。

さて、東京の疑惑は表に現れるのであろうか。