M&A月報 No.224「新年国王陛下のお言葉」

 

今年は大変嬉しい年の幕開けとなった。

即ち、お誕生日にはお姿を拝見出来なかった国王が、お元気なお姿でTV出演され、

お言葉を賜った。

 

“新年を迎えるにあたって、全てのタイ人の幸福と繁栄と健康を祈る。

付け加え、自己の願望が成就することを願う。

しかし、我々が生きて行く上には、幸せと不幸せ、成就と失望が背中合わせでいる。

従って、全ての人々は、体力的に、精神的に自己を鍛え、物事に対処しなければならない。

そうして、決して向こう見ずな行動には出てはいけない。

健康に最も留意し、身体を鍛え、良い精神で、如何なる難題にも対処出来る意識を持つ様、

研鑽に努める事を希望する“

 

と結ばれた。

また国民に向け、新年のカードを贈られたが、残念ながら先日死亡した愛犬の写真は無かった。

 

例年の事ではあるが、今年も年末年始の交通事故が話題となった。

事故件数、3379で昨年より380件も増えてしまった。

この内、380人の方が死亡した。

原因は、これまた何時もの事であるが、飲酒運転が最大であった。

警察は、飲酒運転者のバイク3413台、車1259台、車を没収して対応にあたったが、

それでも事故は減らなかった。

また来年の課題になりそうである。

 

前政権はコメの高価買い上げで問題を露呈したが、今回はゴムの生産者が政府を付き上げた。

即ち、石油と同様、天然ゴムの相場が、1キロ/30バーツ台に低迷する価格となっており、

一方、コストは60バーツ、この差の補填を陳情している。

歴史的にコメ農家とゴム生産者に弱い傾向のある政府は、プラウイット副首相に対応を命じた。

同氏が調停に尽力し、10万トンに限り、45バーツで生産者の同意を取り付けたと発表した。

資金は、先物市場で売買するゴム基金、並びに政府系の農協銀行、貯蓄銀行の無利子融資や

国庫より補填するとも述べた。

一件落着は結構な事であるが、コメのバラマキの二の舞に成らぬ事を念じている。

 

今般、観光大臣より2015年度の観光産業の売り上げが、2兆2330億バーツであたと発表された。

これは計画を200億バーツ上回る結構な結果であった。

しかし、今年度は、迷走を続ける中国よりの観光客減が予想される為、その他の、

アセアン、中東、欧州等よりの増を図るべく、販促を促進すると述べた。

観光を大事な収入源の柱と考えている意気込みが強く感じられた。

 

タイの仏教界で最高位(大僧正)の僧侶がお亡くなりに成り、国を挙げての葬儀が盛大に行われた。

後任選びは、バチカンと同じく、10数名の高僧による互選となるが、

今般、その過半数を得た僧侶が、収賄、脱税の疑いで話題となっている。

新聞では、特に、寺院で彼が保有するとされる、ベンツのクラッシック・カー2台の写真も

公開され物議を醸しだしている。

 

寺院側は、これはタイで組み立てられたクラシック・カーで、高僧とは関係なく、

寺院が保管していたのみと説明したが、何時どの様に輸入し、どう組み立てたのか、

収賄、脱税はないのか等の調査がこの発言により行われる事となった。

最終的には、首相が承認、国王の認可を取る必要があるが、目下の所、

タイ国民には大きな話題となっている。

 

豪州、米国、メキシコ、欧州には生息が確認されている、地中海蜘蛛と言われる、

大きさは約一円玉、色は茶色、黄色の毒蜘蛛が今般、カンチャナブリで見つかり大騒ぎとなっている。

噛まれると、死に至るケースもある由で、新聞の一面に大々的に掲載し、市民に注意を呼び掛けている。

物騒な物の来タイはお断りしたいものだ。

 

デング熱も毎年の話題となっているが、毎年、世界で3億9千万人の人が影響を受けており、

その中でアジア地域は最大で、6千7百万人が感染し、内142,000人が重傷、

さらにその内の141名の方が死亡したと伝えている。

今年は更に増える事が懸念されており、特にこれからの雨季に注意がいると呼び掛けている。

 

20年以上タイに住んで居るが、経験の無い寒さが続いている。

日本、米国等よりも寒波、大雪のNEWSが流れる。

これも異常気象なのであろうか。

タイ北東部は旱魃にも悩んでいる。

平穏な一年であって欲しいものである。