M&A月報No.82 「内閣改造と上向く経済成長率」

 

タクシン首相は内閣の改造を行った。
2名が閣外に去り、2名の新人が起用されるという小改造であった。

目に付くのは、財務大臣より副首相に祭り上げた感のあったソムキット氏を、再度、財務大臣の要職に付けた事と、南部の暴動問題によると思われる内務相と国防相の更迭であろう。良く頑張れば復帰もあり、もたもたしていると更迭、国民に良く判る改造であったと思う。

改造は内閣だけでは無かった。なんと警察庁の長官並びに南部に駐屯する陸軍第4師団の司令官も併せ更迭した。余程、南部の騒動に苛々しているのであろう。

現在の警察庁の長官は、非常に裕福な事で有名な方であり、長身、恰幅もよく、従来よりエリート扱いされて来た。この様な事も、過去、警察に在籍した事の
ある首相としては、胸に痞えるものがあったのかも知れぬ。両氏とも、言い訳その他一切恨みがましい談話も無く、現在の地位を去ると表明している。

後任の陸軍中将は自分ほどこの地域に精通している者はおらず、この任は自分以外には考えられぬと豪語した。なのに又、繁華街で爆弾が炸裂、30人が負傷した。まるでイスラエルとパレスチナの様相である。
29日よりドイツ、ハンガリー訪問を計画していた首相であるが、急遽これを取り止め、南部問題に取り組む事に成った。首相のワンマン ショーは更に続きそうであり、その手腕に期待したい。

政府は昨年の経済成長率を、前年度の5.4%を上回る6.7%であったと発表した。
世界経済の回復に伴う輸出の増。
低金利による消費の拡大。
農産物の価格の上昇に伴う農民の所得増。
政府の景気刺激策の成功
等をGDPが延びた理由に上げている。

今年は下記の様なマイナス要因が既に発生。
鳥インフルエンザ問題。
南部地域での紛争。
石油価格の高騰。

しかし、
引き続いての低金利。
農産品の好調。
不動産分野の好調
等に支えられ、従来よりの予測の7~8%は達成出来ると強気の読みを崩していない。

先月号で紹介した、THAILAND ELITE CARDなるものに多数の方々が興味を持っておられる事が判明したので、さらなる報告をしたい。会員になると、立派な大きな木箱2箱にCARD、楯、本、諸資料が入ったものが
送られて来る。

もっとも使い易く、メリットの大きいのはSPAであろう。バンコック市内だけでも約30店が指定されている。全てが、1時間半、約1,500バーツ前後の高級店ばかりであり、チップ以外は無料、これは素晴らしい。

GOLF場もバンコク周辺のみで、10コースはあり、GREEN FEE無料、これも素晴らしい。PASSPORTにも特別な、とりあえずは5年間のVISAが追加される。これも有り難い。

現状で感じる問題は以下。
何事もCALL CENTERを通じてやらねばならぬが、約束されている日本人が未採用。従ってタイ語、英語のみ。空港の送迎が無料とあるが、バンコクのみで、且つ国際線以外は不可。明記すべきと抗議。

TGの航空券を一枚購入すると、もう一枚が贈呈されるとあるが、ビジネスクラス以上で、且つ同一の日に同一の便のみで使用可能の制約。これも現状の文言はミスリードすると抗議。

あるレストランだが10%引きのみで期待はずれ。更に調査する。HOTELのアレンジも旅行業者に丸投げするのみ。定価よりは安くなったというが、今時定価で予約する人等はいない。小旅行も、業者提案のパッケージ旅行とかインターネットで直接予約の方が
割安の感じ。

土地の購入も今ひとつ所有権が明確でない。家族会員券も考慮すると表明があったが、その後全く進展なし。元はと言えば、外国に在住の人々を念頭に売り出したが、タイ在住の外国人が多数購入し、予想を越える使用頻度の様で、これでは原資が持たぬと慌て出している様である。対策としては、在住者に付いては値上げを検討している様である。

又、APPOINTしたAGENTのコミッシヨンの値下げも検討中の様で、これに反発するAGENTは、APPLICATIONをかなりHOLDしているとのNEWSもある。このCARDにご興味をお持ちの方が多いので、今後もNEWSが入れば報告して行きたい。