&A月報No.73 「創業7年目へとタイはテロの標的?」

 

光陰矢のごとしと謂われるが,月日の経つのは何と早いものであるのか
と感じて居る。この月報もお蔭様で72号と成った。
石の上にも3年とも謂われているが、倍の6年経ったわけである。
創業6年が完了。
この間、数々の皆様よりお受けした御芳情を噛み締めている。
改めて厚く御礼申し上げます。
次の目標100号を目指し、従業員一同邁進する所存です。
今後共の御支援宜しくお願い申し上げます。


今年10月より現行7%のVATを10%に引き上げる予定であるが、4日、
スチャート財務大臣は、SARS、世界情勢の不安定等の要因があるものの、
今年のタイの経済成長率は5%上回る見込みであり、今VATを引き上げ、
消費を冷え込ませるべきでは無いとの見解を発表し、1年間の更なる
延期を提案した。
今後の政府対応に注目したい。

タイ政府は来年度の予算案を発表した。
今年の方針と変わらないが、農民と貧困層への手厚い配慮が感じられる。
30バーツの診療システムは多くの病院よりやって行けぬとの批判の声も
上がっており、私立病院に鞍替えする病院も現われ,先行きが懸念される。
更に低所得者層に向けての住宅建設、廉価PCの100万台導入計画,
公務員の慰安旅行制度等、金の掛かるPROJECTがあり、景気の上昇、
消費の拡大による歳入増が無いと失速の恐れを免れ得ず、タクシン首相の
腕の振るい所である。


治安当局は、先月シンガポール当局よりの情報で、シンガポール人の
イスラム教徒を逮捕し取り調べて居たが、彼よりの情報で、タイ南部に居た
3人のタイ人イスラム教徒を逮捕した。

彼等はバリ島で起きた様な大規模な爆破計画をBKK市内で計画して居たと
発表され、人々の注目を引き付けて居る。
押収された地図によると、米,英,豪、イスラエルの大使館、スクムビット、
カオサン等日本人が良く行く、観光、ショッピング地域も入って居り,他人事
では無くなって来た。

豪州とNZよりタイもテロの標的にされて居ると指摘され、タクシン首相は
タイは如何なるテロ組織とも敵対関係には無く、タイは安全である点を強調、
豪州、NZ政府には過剰反応を示さぬ様強く抗議をして来たが、今回の発表
でトーンダウンを余儀なくされて居る。
我々にも警告を発する発表であった。

サハビリヤ製鉄等タイの熱延鋼鈑メーカー5社が日本、韓国等14カ国より
輸出されている熱延鋼鈑及び熱延コイルは不当に安く輸入されて居ると
訴えて居たが、此の度ダンピングの認定が下された。
高品質のものに付いては輸入が必要であり、ダンピング税が課せられると
自動車,家電、建設資材、パイプ等様々な分野でのコストが上がり、これら
製品の輸出に大きく影響を与えると関係業界より抗議の声が上がっている。
タイJCCも撤回要求の声明文を発信した。

麻薬撲滅に続き、タクシン首相はマフィア撲滅計画を打ち出して居る。
その第1号として、タイ独特のバイク タクシーの元締めへの締め付けを開始した。
ドライバーは仕事をしようと思うと、その地域の元締めに平均2万バーツを
超える上納金を納め、背番号の付いたユニフォーム貰わねばならない。
その上毎日70~140バーツ程度を払わねばならない。

バンコック市は正式に届け出をした人にはチョッキを配布したが、実際に届け
出た数は約11万人で実態より少なく、恐らくは黒幕よりの報復を恐れ、斯様な
数字に成って居るのでは無いかと推測している。