M&A月報No.59 「ソンクラーン休みとAMLO問題」

 

タイ人が一番楽しみにしている、お正月、ソンクランの休みがあった。

水を掛け合って祝うだけあって、この時期は一番暑くなる。今年は特に暑く42度を越えるような猛暑の日々であった。

タイの気象観測は48年前より行なわれているそうであるが、この間で一番暑かったのは1960年であったが、今年はそれを更新する高温と成った。
やはり世界は異常気象である。

この時期は交通事故が急増するが、警察の努力もあり、死亡者826人で、昨年比微増で収まった。

タクシン政権により、医療費30バーツのプログラムが導入されたが、各病院は財政難に陥っており、政府の補助のみでは賄い切れず、このままでは寄付を募らねば続行不能との悲鳴も上がり出している。

AMLO問題については、誰がマスコミに情報をリークしたのかと、その犯人探しが始まっているが、報道機関の締め付けを行なおうとした政府に、その報道機関が通報者を開示する様な事は考えられず、主客転倒の感はいがめない。本件の調査委員会は、”AMLOには調査する権限は与えられているので違法ではない、しかし調査目的を誤っており規律違反である”と答申している。

数日前にもあるTV番組で、当地に進出しているTESCO等の外国系スーパーが国内の小売業者を圧迫している。
これは政府の施策に問題ありと報じた途端に、画面は黒一色に成り音声も途切れてしまった事が有識者の間で話題と成って居る。意図的にされたものであったとすると、由々しき事態である。

タクシン首相の行動力は評価されてはいるものの、暴走ぎみであり、有識者よりは国王の訓示にもあった様に、聞く耳を持つべきとのコメントも寄せられている。

今年の成長率は3.5%、インフレ率は1.5%等の予測が出されているが、ここに来て石油価格の高騰が懸念材料と成って来た。石油価格が1ドル上がると、成長率は0.4%落ち込み、インフレ率は0.2%上昇すると言われており先行きが心配である。

恒例のモーターSHOWが開催された。
自動車の販売台数を7,500から8,000台と予想していたが、実績は9,500台と好調な販売と成った。これもタイの景気が上向いて来た傾向と、人々は今後に明るさを見出している。