M&A月報No.50 「日本景気低迷とタイ国税税務官5,000人増員へ」

 

日本の方は厳しい暑さが続き、エアコンの売れ行きが好調と報じられて居るが、当地は適当に降雨もあり、日本よりお見えに成った方々よりは,避暑に来た見たいと言われて居る。

小泉旋風が吹き荒れた参議院選挙も自民党勝利と成ったものの、最近出される各社よりの業績見込みを見ると厳しいものがあり、株価も低迷、人員削減のニュースが新聞市場を賑わしている事等、日本、欧米の経済動向に大いに左右されるタイ国としては大変気に成る所である。一日も早く日本が活気を取り戻して呉れる事を念じて居る。

小泉人気と同様、資産隠しの容疑で判決はクロと成ると予想されて居るタクシン首相であるが、70%から60%に下がったと言われているものの、相変わらずの高支持率を得、幅広い各層よりの人気を誇っている。

先日行われたセミナーにおいて、タクシン首相は“タイは外国への依存度を低め、もっと自立する事”を強調した。

即ち、“今まで諸外国よりの投資に依存して来たが、これらは外国企業が市場占有率の拡大を画策するだけの為であり、技術移転が余り行われて居ない”事に対する不満を述べたものである。

一方、30バーツの医療費とか1村1品運動の展開等の為,歳出が増える為、何としても歳入を増やす必要がある。

この為税務担当官を5,000人増やし、税の徴収に当たらせる事等が決定した。タイ企業は調査に入られても、のらりくらりと対応する術を心得ている。白人企業は英語でまくし立てるので税務官は苦手である。一番摂り易いのは日本企業との有り難くない評価もあり、今後日系企業間での問題多発が懸念されている。

此の度中央銀行は日米の経済鈍化を理由に今年の国内総生産の予測2.5~4%を2~3%へと下方修正した。
インフレ率は1.5~2%。

今まで年間10~20%の成長を続けて来たコンピューター、通信業界であるが、今年の1~5月はマイナス成長に成った。コンピューター関連-5.6%,半導体関連-22.6%,電話関連-4.2%等で米国の景気減速がもろに表れる受注生産の弱い体質を見せ付けて居る。

長年その権勢を誇ってきたBOIのサタポン長官が定年退職と成り、後任は暫定人事としてチャカモン副長官が昇格した。一方、ポンサック警察庁長官も9月末で定年退職と成るが、こちらの方はNO2のSANT氏の昇格が正式に決定した。

同じく9月末退任のピシットタイ航空総裁の席には外部から起用を計りたいとするタクシン首相の意向がある様で、ひと悶着起こしそうである。

オーストラリア政府当局より100人にも及ぶ人々よりの訴えがあったとして、当地では珍しく85人もの白人が逮捕される事態が発生した。彼等は主にオーストラリア人で外国人投資家を証券投資でだましていた嫌疑であった。

70億バーツにのぼる資金を集めたと言われており、詐欺、マネーロンダリング、無許可労働、無許可の証券業務の罪に問われる事になる。

今までBKK地区の電話番号は7桁で構成され、携帯はその前に01、通常の有線は02を付ける事に成って居り、携帯-携帯,有線-有線間では、この01,02が不要であったが、今般いずれにせよこの9桁全てをダイアルする変更が行われた。但し、海外からのコールは不変である。