M&A月報No.144 「豚インフルエンザ騒動と始耕祭2552」

 

1ヶ月のお休みを頂き日本に帰っていた。
鳥が問題と思っていたら、今度は豚騒ぎ。
メキシコ発の新型インフルエンザのニュースの日々であった。

バンコクに戻ってみると、マスク姿は殆ど無く、人々はニュースでは
聞いている由なるも全く気にしていない感じ、驚きを禁じ得ない。
今のウイルスは猛暑ぎらいなのであろうか。

安心していたら、5月12日、メキシコから帰って来ていた2名のタイ人が、
感染している事が確認されたとの政府発表があった。
これで他人事では無くなった。

更に、日本よりの報道によると、人から人への感染が神戸で見つかったという。
同じ時期、近所に居た事になる。

神戸の人々も無防備であった気がするし、関空も他人事の様な状況であった。
慌てて、手を洗いうがいをしたが、感染していたらタイに迷惑を掛けると
ヒヤっとしたが、無事の様でありホっとしている。

一方、タイ人よりは

”日本で何名の方が不幸にして亡くなられたか?
日々タイで何名の方が交通事故で亡くなっているか知っているか?
交通事故の死者の方が遥かに多いのだ。
日本は過剰反応のし過ぎでは無いか?”

とのコメントも聞かされた。

またタイ人はマスクをしていると、病人ではないかと、人々より妙な目で見られる。
従って、よほどの事がないとマスクはしないのだと言う。
ここでも文化の違いを発見した。

お気の毒に、バンコクのホテルは観光客が約30%減り、大きな打撃を
受けているとの事である。
早く収まって欲しいものである。

珍しく、ラオスの大統領ご夫妻がタイを訪問された。
隣国の賓客であり、国王、王妃、皇太子、王女等皇族方総出での御持てなしの
報道が大々的に行われた。
お元気そうな国王を久々に拝見する事が出来、安堵の気持ちになっている。

毎年ご紹介している、始耕祭であるが、今年も皇太子殿下ご出席の下、
執り行われた。

牛が最初に口にしたのは、ゴマと草で、今年も程よい水量で稲作や農産物に
恵まれると予言された。

反物で占う天候も、降雨量は適度で豊作と出た。
自動車業界等には不景気風が吹いているが、今年も農業は順調との御選択、
嬉しく信じたい。

景気の刺激材料として期待されていたBTSの延長であるが、川向こうの
トンブリに通じる路線が開通した。

これにより、川を渡る日々の渋滞緩和、並びにトンブリ地区の開発が急速に
進む事に期待がかかっている。

一方、工事の遅れが報じられている、空港−市内を結ぶ鉄道であるが、
愈々試運転が始まった。

開通は8月12日と報じられているが、この時期であると見切り発車の感がする。
最初はかなりの混乱があるのでは無いかと思うし、市内の駅の周辺が未だに
未整備状態であり、この辺りの処理をどう考えているのか大変心配な所である。

1992年のタイ流血事件を覚えておられる方々は多いと思っているが、筆者は
4月に赴任を命じられたが、政情不安で、東京に足止めされた経験もしている。

目下、黄色組のリーダーの一人と目されて居るチャムロン氏(当時バンコク知事)と
首相が対峙、チャムロン率いるデモ隊に、首相が軍隊を差し向け、彼らが発砲、
1,000人近い死者が出たとの報道を記憶している。

これに国王が激怒、直ちに両者を呼びつけ厳しく糾弾、即刻、両者を罷免、
民間人のアナン氏を首相にパオ氏を副首相兼内務大臣に任命、収拾に当たらせた。

その後、死者の数、行方不明者の数等が何も発表されないまま事態は静かに
収拾された。

今回東部チョンブリ県の沖合いで、コンテナが発見され、その内部より、多くの
頭蓋骨が見つかった。

マスコミは1992年当時の人々の頭蓋骨かと騒ぎ立てたが、アピシット首相は
これらは20年前のものであり、同政変以前に起きたものと即否定したが、
では20年前のどの事件のものか等に付いては何も言及しなかった。

今後DNA鑑定等が行われるのかも不明であるが、この事件にはこれ以上
触れられられたく無いとの、タイ人の思いが強く感じられる事件である。

新聞等への折込広告で、インタ−ネットを通じて日本の民放等が見られるとの
売込みを目にしていたが、著作権法違反の容疑で邦人二名が逮捕された。

報道によると、この会社はタイに本社を置き、51か国の在留邦人5,000人と
契約し、2億7000万円を売り上げていた由、今後の進展では,既契約者が
被害に遭う可能性が出て来た。


広告を見るたびに、何故違法では無いのかと疑問に思っていたが、やはり
無断配信かとの思いに浸っている。

他にも種々の業者が存在する様に思うが、今回の件で被害に遭った方々の
対応に注目したい。

数々の話題を提供している、日本での定額給付金であるが、たまたま海外で
働いている人々は頂けなかった。
何故なのかとの声が聞こえて来ない事を不思議に思っている。